一言物申す!

日々の生活の中で感じたイロイロな事柄に関して、その感想を無責任に書き連ねるブログです。中には辛らつな批判が含まれるときもありますが、そこはそれ、個人個人の感じ方、ということでご了承くださいませ。

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「空の青さを知る人よ」をみて、素直にいい作品だったと思う
秩父三部作なる「あの花」「ここさけ」に続く「空の青さを知る人よ」を見てみました。

私的には「ここさけ」が正直つまらなかったので、あまり期待はしていなかったですが、これが完全にいい意味で裏切られましたね。

正直なところ、20代前半までの「根拠なく明るい未来が待っている」と思っている世代や、「なんとなく状況に流されて過ごしてきた」タイプの人には、ほとんど響かない内容だと思います。
「自らの選択により、大切な何かを捨てた」ことがあるかないかでこの映画に関する評価はわかれるんじゃないですかね。

ある意味、実際の秩父より美しく描画された風景に織り交ぜられる、悪意のない登場人物たちの織り成す、優しさにあふれた世界と、細かい感情が行間に入り混じった展開に感心し、見終わった後に「たった100分程度の時間にどれだけの感情が詰め込まれているんだろう」と素直に感心しました。

崩落したトンネルから無事に救助された後、姉のクルマの乗るシーンで自分は乗らないという主人公。
あぁ、ここで彼は消えるのだなぁ、と直感でわかりましたが、彼女はどんな思いでクルマに乗らない選択をしたのかと思うとなにか切なくなります。

そして、ラストシーンの風が吹き抜けるシーン。

軽い挨拶なのか、感謝を込めて頭をなでていったのか、思いに答えられなかったけれども感情をこめて抱きしめて去ったのか・・・・ただ単に風が吹いただけのシーンに、思わずいろいろな感情が渦巻いてしまいましたね。

これでラストがマツケンが歌って終わったらドッチラケだったのですが、「空、くっそ青い」と恋の終わりを自らに告げた瞬間に一つの物語が終わり、エンドロールで姉がハッピーエンドを迎えたことを示唆しつつすべての物語が完結するという、後味のよい映画でしたね。

正直、素直に良いと思える映画だと思ってます。

残念ながら興行収入的な部分だけをみると、この路線での作品つくりはここで一つの区切りを迎えそうな気がしていますが、ここはいい意味で予想が外れることを祈って、この路線での新作を作ってほしいなと思っています。
| ブログ管理人 | 映画とかの感想等 | 13:52 | comments(0) | - |










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